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2006年4月27日 (木)

おーるさんの2002年8月5日 日誌 【新じねん】

02/08/05 (月)

 昨夜、一連の同業者に仕事の動向を訊ねる。建築は全く希望がないとのこと、みんな悲鳴をあげている。いや、その悲鳴すらあげる元気がない、ただ絶望だけが伝わってくるのだった。これから先、どうして生きていけばいいのだろう?それでも国は税金だけはしっかりと搾り取る。やりきれない思いで馴染みの居酒屋に向かう。以前はオーダーメイドの紳士服をつくっていた、と女将が話す。それが不況でたちいかなくなり、今はこうして居酒屋を開いている。景気のよい時だけ銀行はカネを貸してくれたが、店が傾き始めると一転して貸し渋ってきた。そんな話を聞きながら苦い酒を胃袋に流し込んでいた。

 今日も朝から気温がどんどん上昇し、正午には30度を越えた。今週の生活費は昨夜全て使い果たし、いつもの商店に電話して缶詰をツケで注文する。客が入ってきたらしく、受話器から「今日も暑いねぇ」という声が聞こえてくる。「ありがとうございました」・・・店主のそんな声が今日はわけもなく懐かしく感じた。その「ありがとう」が言えないばかりに、私は何度人生に挫折してきたことか。感謝して生きるということを私は忘れていた。時に人を憎み、怒り、人間不信の中で喘いできた。人間不信に陥っている自分が、まさに人間に他ならない不信の対象になっている自己矛盾・・・そのことに気付いたばかりに始まるさらなる苦悩・・・人間は何処までいっても苦しむようになっているようだ。人間以外の生命が生きることだけに生きているのに対し、人間は欲望のままに自然開発という破壊を繰り返し、全てのモノに貨幣価値を付けてはその奴隷になっている。人間そのものを値踏みするような視線に出会うたびに、私は逃げ出したい衝動にかられる。何より自分を逃げ出したくなる。持って生まれた命に「ありがとう」と素直に思えたらどんなにいいだろう。みんな懐かしい命に感じられたら、どんなに幸せだろう。そんな夢想を現実のものとするためだけに生きていきたい。そして、それはきっと意味あることに違いない。

 ちょっと目を離した隙に、クロが子猫三匹を引き連れて何処かに行ってしまった。深夜23時現在、まだ帰らない。母猫クロだけが一旦帰ってきたが、まだ外に出てしまった。最も心配しているのが車に轢かれることで、何度も旧国道に出て探している。まだ幼い子猫のこと、一度迷ったら帰れないこともある。二年前の子猫三匹は死に絶えたか行方不明のままだ。道路でペシャンコに潰れていた子猫を思い出すたび身震いがする。今夜はこれから残業をするつもりだ。隣の工場でも残業をしていて、工場内の灯りが外に漏れている。私のようなガッチリした体格の社長が、鉢巻をして孤軍奮闘している。そろそろ終わる頃だが、私の方はこれからが戦闘開始だ。少しでも先に仕事を進めておけば気も楽というもの、納期寸前に慌てる必要もない。そのうち子猫たちが帰ってくることを期待している。

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