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2006年11月26日 (日)

小説  新昆類  (13-2) 【第1回日経小説大賞第1次予選落選】

 一九七三年の春、わたしは三田にあるNECの工場に高卒としてつとめていた。その頃
の三田工場は外見は古びた工場だったが内部はやがて来るコンピュータ社会に向けた技術
開発の活気に満ちていた。朝はいつも駅から工場へいく路地にある店の立ち食いうどんだ
った。五月になると、仕事が終わる五時は、まだ明るかった。地下鉄の三田駅へ工場の門
から、細い路地を通っていくのだが、路地にはいつもいく喫茶店があった。ある日、遅刻
したのでNECの工場にはいかず、そのまま喫茶店に入った。日本共産党が発行している
「世界政治」は月二回の発行だが、よくそれを読んでいた。わたしは二十歳だった。

 その頃の「世界政治」必ず掲載されていたのが、ユーゴスラビア共産主義者同盟とチリ
共産党の政策文章であった。ソ連共産党と中国共産党の全体主義とは違う、自主独立の路
線と第三世界運動に希望があった。しかし七三年の晩夏だったかもしれない、チリ民主連
合政府はクーデターによって転覆されてしまうのである。わたしは落胆する。そしてまた、
冬季オリンピックの街、ユーゴスラビア連邦の理想を体現した都市は、内戦によりズタズ
タに切り裂かれてしまう。世界イメージと文明の全的滅亡は、理想を捨て、民族主義の自
己遺伝子と模倣子という動物的本能を全体主義として表出したとき、九十年代現実として
自然生成したのだ。




【第1回日本経済新聞小説大賞(2006年度)第1次予選落選】

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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
愛と哀しみのボレロ
ニホンモニター・ドリームライフ
ドビュッシー / ラヴェル
キングレコード
ボレロ 火の鳥 & 展覧会の絵
エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
《幻想交響曲》《ボレロ》熱狂ライヴ!
山瀬 暢士
アステカ帝国と征服者エルナン・コルテス―真実と虚構 POD版
増田 義郎
アステカとインカ黄金帝国の滅亡
メアリ・ミラー, カール・タウベ, 増田 義郎, 武井 摩利
図説マヤ・アステカ神話宗教事典
吉村 作治
NEWTONアーキオ―ビジュアル考古学 (Vol 8)
モーリス コリス, Maurice Collis, 金森 誠也
コルテス征略誌―「アステカ王国」の滅亡
デイヴィッド・M. ジョーンズ, ブライアン・L. モリノー, David M. Jones, Brian L. Molyneaux, 蔵持 不三也, 田里 千代, 井関 睦美
ヴィジュアル版世界の神話百科 アメリカ編―ネイティブ・アメリカン/マヤ・アステカ/インカ
カール タウベ, Karl Taube, 藤田 美砂子
アステカ・マヤの神話
レンゾ・ロッシ, 畑 舜一郎
マヤ・アステカ・インカ文明
山瀬 暢士
アステカ文明―発展と崩壊
柳谷 杞一郎
マチュピチュ
義井 豊
世界遺産 アンデス・インカをゆく
大貫 良夫
アンデスの黄金―クントゥル・ワシの神殿発掘記
フランシスコ・デ ヘレス, ペドロ サンチョ, Francisco de Xerez, Pedro Sancho, 増田 義郎
インカ帝国遠征記
増田 義郎
インカ帝国探検記―ある文化の滅亡の歴史
クォーク編集部, 増田 義郎
沈黙の古代遺跡 マヤ・インカ文明の謎
高野 潤
カラー版 インカを歩く
アントワーヌ・B・ダニエル, 阪田 由美子
ピューマの影
牧 まさお, 真弓 香
マジカル・インカへの旅―聖なる予言に導かれて
増田 義郎, 吉村 作治
インカとエジプト
フリオ・レ リベレンド, Julio Le Riverend, 本間 宏之
キューバ経済史―新大陸発見から植民地主義克服まで
伏島 正義
新大陸発見物語―ヴァイキングの新大陸アメリカ上陸の記録
ワールド・ミステリー・ツアー13〈10〉アメリカ篇
ロバート・S. デソウィッツ, Robert S. Desowitz, 古草 秀子, 藤田 紘一郎
コロンブスが持ち帰った病気―海を越えるウイルス、細菌、寄生虫
クライブ カッスラー, ポール ケンプレコス, Clive Cussler, Paul Kemprecos, 中山 善之
コロンブスの呪縛を解け〈下〉
宮崎 正勝
ジパング伝説―コロンブスを誘った黄金の島
エリック ウィリアムズ, Eric Williams, 川北 稔
コロンブスからカストロまで―カリブ海域史、1492‐1969〈1〉
ラウラ・ラウレンチック・ミネリ, 増田 義郎, 竹内 和世
インカ帝国歴史図鑑―先コロンブス期ペルーの発展、紀元1000~1534年
クラウス・ブリングボイマー, クレメンス・ヘーゲス, シドラ 房子
海に眠る船 コロンブス大航海の謎
木村 三千人
さつまいも史話―コロンブスから芋地蔵まで
市原 健志
資本主義の発展と崩壊―長期波動論研究序説
前川 玲子
アメリカ知識人とラディカル・ビジョンの崩壊
村岡 到
協議型社会主義の模索―新左翼体験とソ連邦の崩壊を経て
中村 則弘
中国社会主義解体の人間的基礎―人民公社の崩壊と営利階級の形成
山口 正之
社会主義の崩壊と資本主義のゆくえ
ボリス グロイス, 亀山 郁夫, 古賀 義顕
全体芸術様式スターリン
バーマン アサド, Bahman Azad, 有川 ひふみ, 向井 亨, 杉本 芳夫
ソ連はなぜ崩壊したのか―英雄的たたかいと苦い敗北
山田 由美子
第三帝国のR.シュトラウス―音楽家の“喜劇的”闘争
ジム キース, Jim Keith, 林 陽
超極秘 第四の選択―宇宙植民計画の巨大陰謀 UFO・秘密結社・世界支配 第三の選択を超える恐怖のプログラム
木下 誠, 黒川 修司, 安川 慶治, 石田 靖夫, 原山 潤一, 永盛 克也, 栗原 幸夫, 鵜飼 哲
スペクタクルの政治―第三世界の階級闘争
長倉 洋海
鳥のように、川のように―森の哲人アユトンとの旅
ジャン・マリ・ギュスターヴ・ル クレジオ, Jean Marie Gustave Le Cl´ezio, 管 啓次郎
歌の祭り
タック川本
アマゾンインディオの教え―人生をもっとゆっくり、もっとたっぷり愉しもう
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アマゾン、森の精霊からの声
エリコ ロウ, Eriko Rowe
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大森 義彦
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関野 吉晴
インカの末裔と暮らす―アンデス・ケロ村物語
寺田 和夫
インカの反乱―血ぬられたインディオの記録 (1964年)
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インディヘニスモ―ラテンアメリカ先住民擁護運動の歴史
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ラテンアメリカが語る近代―地域知の創造
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魂の征服―アンデスにおける改宗の政治学
寺田 和夫
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青木 康征
南米ポトシ銀山―スペイン帝国を支えた“打出の小槌”
長倉 洋海
人間が好き―アマゾン先住民からの伝言
小池 佑二
敗者の想像力―インディオのみた新世界征服 (1984年)
禪野 美帆
メキシコ、先住民共同体と都市―都市移住者を取り込んだ「伝統的」組織の変容
坂 文子, 長倉 洋海
もりのこどもたち
稲村 哲也
リャマとアルパカ―アンデスの先住民社会と牧畜文化

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